Pulmo Steps

すきなことを、すきなだけ

MENU

【開封】オメガ スピードマスター ムーンウォッチ

 

こんにちは。クラゲノックスです!

今日は、オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナルの開封レビューをやっていこうと思います!

 

 

はじめに

 

オメガのアイコンともいえるスピードマスターは現在に至るまで、数多くのモデルが発表されてきた歴史があります。

今日紹介させていただくのは2021年に発表されたスピードマスターとしては、第8世代にあたるモデルとなります。

リファレンスナンバーは310.30.42.50.01.002

数ある機械式時計のなかでも、スピードマスターはNASAの有人宇宙飛行に耐えうる時計として数々の厳しいテストをクリア。

晴れてNASAの公式装備として認められた末に、初めて月面に降り立った腕時計としても有名です。

僕は4か月前にOMEGAの正規店で購入してから、毎日着用しているのであくまで開封風レビューにはなりますが…

お店でこれを買うときは、やっぱりドキドキしましたね。

初めて手にする機械式時計。本当にこれを自分の手に着けられる日が来たんだという高揚感。

記憶に残る体験でした。

購入してからというもの「朝に起きて食後にゆっくりとゼンマイを巻き上げる」という、ひとつの日課ができたのですが、それは僕の毎朝の大好きな習慣のひとつになりました。

スピードマスターは僕にとって、一生の推すべく時計であり相棒です!

 

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです!!

 

スピードマスター ムーンウォッチ 開封!

 

箱の外観

まずは箱のほうから見ていきます!

スピードマスターの外箱

 

外箱はシンプルながら高級感を感じられる黒色です。

見た目以上に重さがあります。

 

スピードマスターの中箱と取扱説明書

蓋を開けると…

旅行鞄のような中箱に取扱説明書が覗きました。

中箱にはブランドロゴに

OMEGA Speedmaster PROFESSIONAL(オメガ スピードマスター プロフェッショナル)と、あります。

PROFESSIONALの赤字からは、締まった印象を受けます。

付属品

 

スピードマスターの外箱と取扱説明書

 

取扱説明書

 

取扱説明書の中身

多言語で書かれた取扱説明書です。

もちろん日本語でも記述されています。

 

スピードマスターのブックレット

更に箱の下側のブックレットを引き出しました。

 

スピードマスターのブックレットの中身

興味深い内容となっていて、じっくりと読みたくなります。

 

スピードマスターのギャランティカード

 

 

クロス

3枚のギャランティーカード、クロスも付属されています。

 

 

スピードマスターの内箱

では、いよいよ中箱を開け実機を見ていきましょう!

 

実機レビュー

 

箱の中のスピードマスター

スピードマスター

 

…おおおおお!!

かっこいいぃぃぃぃ!!!

 

いや毎日着けてるんですけど、こうして見るとまた違って見えますね…

 

接写したスピードマスター

では細かく見ていきましょう。

ケースサイズは42mm、厚さが13.2mmのステンレススティール製のモデルです。

フロントとケースバックにはサファイアクリスタルガラスが両面に採用されています。

ブラックダイアルにΩ(オメガ)のアプライドロゴ。

NASAの有人宇宙探査の際にも活躍した高精度のクロノグラフウォッチです。

インデックスの外周部、スモールセコンド、30分計、12時間計はステップダイアルの仕様になり立体感があります。

そのため、分針とセンタークロノグラフ針を横から覗きこむと、視認性向上のために先端がわずかに曲げられていることがわかります。

横から見たスピードマスター

ムーブメントにはMETASの認定を受けた高精度、そして脅威の15,000ガウスの対磁性能を誇るオメガ コーアクシャル マスタークロノメーター キャリバー3861を搭載。

こちらのムーブメントに関しては後ほど掘り下げて説明していきます。

防水性は5気圧防水、パワーリザーブは50時間です。

アルミ製のタキメーターベゼルには抗酸化処理が施されています。

更にこちらのタキメーターは旧モデルからドットの印字位置に変更がなされました。

90の数字の上にドットが打たれた「ドットオーバー90」

70の数字の斜め下にドットが打たれた「ドット・ダイアゴナル・トゥ70」

スピードマスターのタキメーターベゼル

先ほど挙げたステップダイアルの仕様、そしてこのドットの位置は、初めて月面に降り立った「ムーンウォッチ」として世界にその名を馳せるようになった第4世代のデザインを再現したものになります。

こういったムーンウォッチとしての原点回帰を思わされる提案は、いい意味でかなり刺さるものがあります。

 

次に裏蓋を見ていきます。

 

スピードマスターの裏蓋

サファイアガラスのシースルーバックからはムーブメントをしっかりと眺めることができます。

お手入れのときは、ついついこの機械式ムーブメントにみとれがち。

一部のモデルを除いてスピードマスターは手巻き式になっているのでローターが無いぶん、見応えがありますね。

購入した際に販売員の方も「これを見ながらお酒を飲まれるかたもいらっしゃいます」と言ってらっしゃいました。

 

わかる。

 

重さ

 

計りに乗ったスピードマスター

ブレスレットから2コマ外した僕のスピードマスターの重量は132gでした。

軽すぎず重すぎない、心地のよい重みが腕にかかかります。

 

新時代のムーブメント!キャリバー3861の3つのスゴさ!

 

今作のスピードマスターは新たなムーブメント、キャリバー3861を携えての発表となりました。

前身であるキャリバー1861から大きな進化を遂げた今作のムーブメント。

ここからはキャリバー3861の性能について、お話していこうと思います!

1.高精度の日差 0±5秒

機械式時計は電池や電力を必要とせず、巻き上げられたゼンマイがほどける物理的な力のみを使って時を刻んでいます。

それゆえに機械式時計は1日に±20秒ほどの時間のズレが生じることは本来、許容範囲であると考えられます。

しかし、キャリバー3861はオメガとMETASによって制定された新規格「マスタークロノメーター」の認定を受けています。

この規格に認定されるには、あらゆる姿勢差、パワーリザーブの残量においても日差0±5秒以内の精度を実現しなければなりません。

オメガはキャリバー3861に最高峰のムーブメント「マスターコーアクシャル」を搭載することにより、それを可能としたのです。

2.超高対磁性能 15,000ガウス

キャリバー3861の強み、なんといってもこちらになるでしょう。

機械式時計の故障原因の大半は「磁気帯び」によるものです。

腕時計は磁気の影響を受けることで「磁化」し内部の金属の破損原因となります。

しかし、テレビ、スマホやパソコン、イヤホンといった当たり前に多くの磁気を発する物に溢れた現代での日常生活。

現代で磁気の影響を受けずに過ごすのは非常に困難です。

そこで、キャリバー3861では内部に使用するヒゲゼンマイなど部品の一部を金属から非鉄金属であるシリコン素材に変えることで15,000ガウスの耐磁性を得ることに成功しました。

15,000ガウスとは日常生活において最も高いとされる、医療用のMRIが発生させる磁気に相当します。

つまり今作のスピードマスターはたとえMRIの中であっても正確に動作し続けるということなのです。

これにより愛する時計を守るために電子機器に近づけさせないよう、神経質に気を配るといった必要が無くなりました。

3.コスパ良し 8~10年のオーバーホール期間

機械式時計の故障に繋がる要因として、前述しました「磁気帯び」の次に「摩耗」の存在が無視できません。

これは時計を使用し続けることで内部の油が切れたり劣化した結果、金属同士のパーツが擦れて削られてしまうという状態です。

その状態を放置すれば、時計の精度に狂いが生じ始め、最後には修理不可能になるまでに深刻なダメージを与えてしまいます。

そういったことが無いように時計は通常、約3年に一度の頻度で分解、点検、洗浄、注油、組み立て、調整といった「オーバーホール」と呼ばれるメンテナンスが必須となります。

オーバーホールを行うには、メーカーに見積もり、依頼することになりますが価格として決して安いものではありません。

今回のムーンウォッチであれば自社製ムーブメントかつ、複雑機構であるクロノグラフが搭載されています。

時計の状態次第ではありますが、1回のオーバーホールにかかる価格は13~20万円ほどかと思われます。

もしこれだけの価格がかかるメンテナンスを3年の一度の頻度で行うとなると、お財布にも優しいとは言えませんね。

しかし、こちらの問題についてもマスターコーアクシャルには独自の構造設計、内部の部品にシリコン製パーツを採用することで摩耗を最小限に抑える工夫がなされました。

それによりオーバーホールを行うのは8~10年に一度だけでいいという設計になっています。

所感

以上、キャリバー3861の性能に関する3つの説明をさせていただきました。

こちらの新ムーブメント、実用面において格段に使いやすいものになっていることがおわかりいただけたかと思います。

今モデルは文字盤のデザインを旧ムーンウォッチに寄せたヴィンテージライクなかたちに取りつつも、内部のムーブメントには最先端かつ最高水準なものを持ってくるという、新旧織り交ぜたバランス感が個人的にはたまらなく思います。

本当におもしろいなぁ、時計。

 

では、そろそろ時計を手に通していきましょうか。

夫婦でリストショット

 

いよいよ着用!

 

手首周り16.5cmの雰囲気

   

スピードマスター リストショット

スピードマスター接写

42mmのケース径はベゼルがコンパクトなため、意外にもそれほどの大きさは感じず16.5cmの僕の手首回りにも収まりがいいです。

スピードマスターのブレス

サテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせたブレスレットの光の反射がとても美しいです。

5連のブレスレットは装着感も悪くありません。

また、ラグからクラスプにかけてテーパードされており、しなやかで上品な雰囲気です。

 

スピードマスターのバックル

こちらがバックル。

OMEGAのロゴにストライプの筋彫りが入っています。サイズ感が気に入っています。

今モデルを着けていて思うところは、普段は昔ながらのツールウォッチの顔を持ちつつも、ふとブレスレットに目を向けたときに、ちらりとラグジュアリー的な表情を覗かせてくれる。

そういった二面性のようなものが感じられて、飽きが来ません。

 

ちなみに僕の腕は平均的な男性の手首周りのサイズでしたが、細腕の方が着用した場合はどう見えるのでしょうか?

ということで、奥さんにも協力してもらいます!

 

手首周り13.5cmの雰囲気

 

細腕に着用したスピードマスター

参考までに奥さんにも着けてもらいました。

手首周りのサイズは13.5cmです。

女性の平均的な手首周りのサイズは14cm~16cm前後にあたるそうなので、そちらよりも少し細腕ということになりますね。

とはいえ、どうでしょうか?

確かに42mmのスピードマスターのケースサイズからみると細い腕に対して大きくは見えますが、それほどまでには悪くもない印象でした。

なので、腕が細いことで時計選びに悩まれている方にも、スピードマスターは比較的、手に取りやすいモデルなのかもしれません。

 

 

それでは、夜間や暗闇での視認性を確かめます。

 

夜光の見え方

 

スピードマスターの夜光

夜光塗料にはスーパールミノバが針とインデックスに流し込むように用いられ、暗闇でも視認性はばっちりです。

僕はベッドに入るときに、無駄に光を当ててから夜光をぼーっと眺めながら眠りにつく日があります。

更に時計の音をよく聴きたくて、耳に近付けた腕をねじるような変な体勢になって…

 

そういう穏やかな発作もあるんですね。

 

まとめ

 

最後にスペックと価格をまとめておきます。

 

モデル名 SPEEDMASTER ムーンウォッチ プロフェッショナル
リファレンスナンバー 310.30.42.50.01.002
価格 ¥1,232,000 (2024年10月現在)
ケース直径 42mm
厚さ 13.2mm
クリスタル風防 内部に無反射処理を施したドーム型強化サファイアガラス
製品重量 132g (2コマ外した場合)
防水 5気圧(50メートル / 167フィート)
キャリバー オメガ 3861
ムーブメント 手巻き
振動数 毎時21,600振動 毎秒6振動
パワーリザーブ 50時間
精度 日差0±5秒
対磁 15,000ガウス
夜光塗料 スーパールミノバ
オーバーホールの期間 8〜10年
特記事項 マスタークロノメーター認定

 

いかがだったでしょうか?

今日は僕の一生の相棒であるスピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナルのご紹介をさせていただきました。

ロマンたっぷりの歴史、伝統を感じられるデザイン、美しいブレスレット、METASによるマスタークロノメーター認定における高い耐磁性能と精度。

どの角度から見ても、秀逸としか言えない最高の一品です。

僕はいずれはこの時計を息子に受け継ごうと考えています。

それまでは文字通り、一生分の時間を大切に大切に、この時計と歩んでいきたいなー。

 

それでは以上となりますが、ここまで読んでくださったあなたがこの記事を楽しんでいただけたならば幸いです。

僕は今後も腕時計に限らず、こんな風に好きといえるものについて語っていきたいと思います。

ぜひまた遊びにいらしてくださいね!

 

ではまた!


にほんブログ村 ファッションブログ 腕時計へ
にほんブログ村